電気通信工学研究会公式ブログ

関西大学の公認サークル、電気通信工学研究会のブログです。

Behind The Scenes (学祭2020)

Hello World !
どうも、Yusukeです('ω')ノ


皆さん、関西大学の学祭は楽しめていますか??

今年はCOVID-19によりオンラインでの開催ということで私たち電通研もオンラインでの出展をすることに決めました。

 

 

例年と異なり、皆さんと顔を合わすことができないため、来場者の方の反応を直接感じ取ることはできませんが、誰もが楽しめる内容となっています!

是非見てみてください!

DTK LABからこのブログに来てくださった方は、展示を見て下さりありがとうございます😆

 

さて、ここではDTK LABの作成の裏側をお見せします🤭

Part1 (WEBページ編) とPart2 (動画編) に分かれているので是非ご覧ください。

 

Part1 (WEBページ編)

web作成ツールであるwordpressを今回初めて触りましたが、wordpressって超便利ですよね。最初は「固定ページ」とか「投稿」とか、いろいろゴチャゴチャしててややこしいなと思っていたのですが、慣れてくると便利ですよね。いつでもページの内容が変えられるようになっていて、融通がとても効きます。

「テーマ」を選べるのもいいですよね。記事作成時点では無料のプランを使用しているのと、使いこなせていないからか、テーマごとの差異はあまりわからないのですが、初心者の私でもプロが作ったぽく見せれるところはお気に入りの点です。

 

そうなんです。私は初心者なんです。

やっぱり初心者が初めつまずくのって、デザインですよね。

そこは頭を抱えて考えました。

そこで沢山のウェブサイトを見て、デザインや使い勝手の良いサイトの配置について勉強しました。

 

www.apple.com

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microsoft.com

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www.ibm.com

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slack.com

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www.figma.com

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そういう視点から見ると、企業のwebサイトってすごいですよね。見やすいし、使いやすいし、AppleMicrosoftといい、その製品が欲しくなるような仕掛けが散らばっていますよね。

こういうサイトを目指して2週間ぐらい頑張って、デザイン、配置の勉強をしました。

それで今の形ができたのですが、どうでしょうか? 

少しでも近づくことはできたのではないでしょうか...???

 

 近いと感じてくださっていたら、嬉しいです😆

 

Part2 (動画編)

まずは、オープニング動画から(*´∇`*)

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オープニング動画のテーマとして私が構想していたのが、「電通研はかっこいい」です。

名前からして当サークルの名前は「ザ・理系」という感じで、どうしてもダサいという感覚を持たれているのではないかという懸念がありました。

実はそうじゃない。電通研はかっこいいのです。

ということでそのテーマに沿って動画を作ることにしました。

動画制作って結構時間がかかるものなんですね💦

YouTuberの方、特に水溜りボンドさんは毎日(?)、動画を制作していたと考えると、とても驚きです。

 

ところで、動画を制作するにあたって動画のテイストを考えるために色々な映画を参考にしました。

ここでクイズです!

私は何の映画を参考にしたかわかりますか??

 

 

答えは...!

 


まあ、いろいろ参考にしました笑

 

一番初めのチクタク秒針の音と目覚ましが鳴るシーンは、BTTF1の最初の、壁掛け時計が一斉に鳴り出すシーンを参考にしました。本当はあの有名なマーティーの寝相も再現したかったのですが、恥ずかしい、という事で実際に撮影には及びませんでした。

 

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そのシーンについてもう一つあり、Echo Show君は9:41になった瞬間にアラームが鳴っています。Appleの公式サイトではiPhoneに表示されている時刻が必ずと言っていいほど9:41を表示しており、それのイースターエッグ的な要素でこの時刻にアラームがなるようにしました。ちなみにAppleのサイトに載っているiPhoneがその時刻を指しているのはスティージョブズ氏が新製品発表会開始40分後に製品を発表する事が由来だそうです。

gigazine.net

 

その次のシーンの自転車に乗るシーンはMI5やMI6を参考にしました。特にモロッコをイルサとイーサンがバイクで走り抜けるシーンの撮り方を参考にしつつ、オリジナル要素を入れて撮影をしていました。実はこれは私の自転車なのですが、12年間乗っていて、いろいろ錆びていますがブリジストン製とあり、結構長持ちしてます。

 

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ちょっと話が変わりますが、MIシリーズはすごいですよね。

スタントはスタントマンでなくトムクルーズ氏本人がほぼやっており、世界一高いビルであるブルジェハリファの横を登ったり、本物の軍用機の外にへばりついたり(監督は飛行機の中にいたそうです)、建物と建物の間をジャンプしたり(このシーンでは事故で骨折したシーンを入れているそうです)、本物のエアバス製のヘリコプターを飛ばしたり...。記事作成時には公開されていませんが、MI7ではバイクで崖を飛び降り、パラシュートで着地したり、電車の上でアクション(?)をしたりしている様子がリークされています。トップガン2では本物の戦闘機を乗りこなし、まだ撮影が始まっていない映画では実際に宇宙にいくそうです... すごい!

 

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www.instagram.com

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話は戻りますが、動画中の1:23~1:26のシーンはスタンリーキューブリック作品を参考にしました。スタンリーキューブリック作品では一点透視図法という撮影法が用いられており、画において奥行き方向に向かう点が全て消失点に向かうというものです。最後の晩餐では部屋が奥方向へ広がる空間を生み出すように書かれていることは、皆さんご存知だと思いますが、いわばそれの映画版です。この技法を使うことで、広い空間にいる中で、真ん中を歩いている彼に全視線を向けさせる事ができます。

しかもこのシーン通路が暗めだったっせいで、主人公の彼に影ができています。これは007 Skyfallの一番最初のシーンみたいで、すごく気に入っています。

 

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gigazine.net

 

その後の建物の中の階段を登っていくシーンでは積極的に足を写していますが、これは2018年のAppleの発表会を参考にしています。この回のAppleの発表会は非常に面白く、CEOのティムクック氏が忘れ物をして、それを届けにいくというオープニング動画から始まっています。ここではMI6の"Mission Accomplished"が流れ、スピード感のある仕上がりになっているのですが、このムービーでは足元を写すシーンが沢山出てきています。他にもApple Watch入退室管理システムを使用するシーンや、そもそも電通研の学祭出展ムービーにオープニングをつけるという演出を決めたのもこの短編ムービーがきっかけでした。

ちなみにこのオープニング映像って結構話題になりましたよね。映像中に主人公の女性の方が"Hey Siri"と言って、AirPodsが返答するシーンがありますが、この頃は"Hey Siri"には対応していないAirPods第1世代しか出ておらず、とうとう"Hey Siri"対応第2世代AirPodsの発表か!?なんて言われてましたよね。(実際に半年後の3月に公式サイト上でいきなり公開されました。)

 

youtu.be

 

2:15あたりに写っている"hello"は私が書いたのですが、これは1984年にMacintoshを発表した時のメッセージであり、今回私たち電通研は皆さんにオンラインで初めてお会いするという事でこのメッセージを選びました。

あと、実はhelloの前と後で画角が変わっています...! オープニングでは2.39:1でしたが、後に16:9に変形しています。

皆さん気づきましたか...?

私が聞いた数名の部員はみんな気づかなかったそうです。

これはAmazon PrimeのMI6でイーサンがヘリコプターの荷物に飛びつくシーンを参考にしました。そのシーンではクリストファーマッカーリー監督が気をきかして下さったのか、IMAXの画角に徐々に変わっていきます。これを参考にして、オープニングと展示説明の動画の境界線として使用しました。

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後、3:32ごろから頻繁に出てくる、他の映像が黒い境界線と共に出てくるというシーンはオーシャンズ13を意識しました。この手法すごいですよね。一つのシーンに沢山の情報を載せれるので、便利です。

youtu.be

 

最後の逆再生シーンは若干TENETみたいな感じにしようと思って、逆再生にしました。本当はあのシーンはオープニングに入れようと思っていたのですが、あまりにオープニングの尺が長くなりすぎるということでカットし、エンディングにいれ、逆再生することにしました。

(逆再生にした目的については触れないでおきましょう)

 

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あと撮影時の話ですが、クリストファーマッカーリー監督の方法を参考にし、撮影をしながら脚本(ストーリー、道筋)をたてることにしました。そのおかげで自分があらかじめ考えたストーリーに縛られることなく撮影を進めることができました。

(本当は何も考えずに撮影を始めただけ、なんて口が裂けても言えない)

 

あと、出来上がった作品からは分からないですがスタンリーキューブリック監督を参考にしてTRACKING SHOTを取り入れていました。これは主人公を追いかけ続けて撮るという手法です。しかしLONG SHOTになってしまうために、このテイクは結局使いませんでした...

www.google.co.jp

 

皆さん、いかがだったでしょうか?

実は色々考えてあの動画を作っていたのです...!!!

この動画や電通研のホームページ DTK LABを楽しんでいただけていたら嬉しいです😆

 

来年またお会いしましょうね!

 

その時を楽しみにしています!